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磁器とポーセレンの歯

19.06.10

 

昨日、当院となりの三方舎(代表・今井正人)で行われている田崎宏白磁展へ行ってきました。
作家の田崎さんと話すうちに焼き物の器には、粘土を練って作る陶器と、陶石を粉にして水に溶いて作る磁器があることを知りました。

私たちが患者さんに提供するポーセレンの歯、いわゆるセトモノの歯は、陶材の粉を水を付けた筆ですくい金属やジルコニアのフレームに盛り上げていく手法で作られます。なんと、磁器を英語に訳すとポーセレンだったのです。私たちが日ごろ使っているポーセレンは磁器であったことにハッ!としました。

この手法で、千数百度で焼成しガラス化することで光を通す焼き物へとなるのです。セトモノがガラスのように光を通すって歯の先端のエナメル質の自然感を作り出すことに似ています。

田崎さんの白磁器は光を通します。それを上手く使ったランプの笠やコーヒーカップも透明感がところどころに出ています。

手づくりっていいですね。