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学校検診の記号

19.06.15

 

謎の暗号
 次は自分の番かと並んでいると、歯医者さんはいろんな暗号を話していることが気になります。隣で衛生士さんが書き込んでいるのものぞきたくなるもの。
ここでは、よく聞かれる内容を少しお話します。

CO(シーオー)
 以前はC1,C2,C3などむし歯の進行度によって分類してましたが、今はむし歯は全てC(シー)です。
 では、COってなんでしょう?これは、健康な歯ではあるけれど、むし歯の一歩手前、検診ではなく歯医者さんでよく診てもらって、治療か、進行しないような指導を受けてください。という歯です。

/(しゃせん)
 健全な歯です。むし歯はなく一度も治療を受けてない歯です。

歯肉の状態、歯垢の状態
 むし歯の他にも、歯肉炎と歯垢(プラーク)の状態についても診査しています。これにも0、1、2とグレードがありその炎症の広がりや歯垢の付き方などにより診査します。

ABC と123
 歯には前歯、犬歯、臼歯などいろいろな名前がついています。さらに、上下左右に同じ名前の歯が4組あります。そこで、歯には歯式や歯番といって簡易的に番号を付けて識別しています。乳歯は、ABCであらわしていますし、永久歯は123です。

どうでしょう。ちょっと、検診のとき耳を澄まして聞いてみてはいかかですか?
「検診結果のお知らせ」をもらう前に状態がわかるかもしれませんよ。

春の学校歯科検診

 

今は真っ最中
 春になると学校では、健康診断が行われます。内科、耳鼻科、眼科、そして歯科。これは、法律で決められていて新学期から6月末日までに行うことになっています。ですから、この季節は大忙しなのです。
歯医者さんは、外来診療をお休みして学校検診に向かいます。

100~150
 一回の学校検診で一人の先生が100から150名の児童、生徒さんを検診します。
大きな学校ででは、5,6名の先生と、筆記者として衛生士さんも一緒にお手伝いして一斉に検診を行います。
 日頃、診療室では一日でも100名を超える患者さんは診れないわけですから、大変さがわかりますね。

校長室で
 検診が終わってもすぐに帰るわけではありません。
 校長先生、養護教諭の先生、そして歯科医師、歯科衛生士がその日の検診内容について総括する会議が行われます。
 その内容は、その学校の歯科保健計画に役立つことになります。

高校を卒業したら
 学校歯科検診は、ほとんどの学校では行われません。
 自分でかかりつけ歯科医をもって定期検診を受けましょう。

新潟県は19年連続日本一

19.06.14

 

12歳児の平均むし歯本数0.3本
 先日、平成30年度の都道府県別12歳児1人平均むし歯本数の発表がありました。新潟県は0.3本、むし歯の少ない県として19年連続日本一を継続しています。

むし歯の少ない子が親世代
 初めて日本一になった19年前、当時12歳だった子ども達は、今は31歳。
むし歯が少なかった世代の子ども達が今は親世代ですね。やっぱりむし歯の少ない子ども達になるでしょう。そのうち、むし歯ゼロの世の中になるかもしれませんね。

むし歯は環境から
 ここまでむし歯が少ないと、かえっていっぱいむし歯がある子どもに注目があつまります。おやつ、飲み物、歯を磨く習慣、食事時間。もし、むし歯になったら、歯医者さんへすぐに行ける環境かなど、生活環境からむし歯をいっぱい作ってしまっているのではないかと心配になってしまいます。

いろはにほへと

19.06.13

 

大正時代からのデータベース
 私が大学を卒業して、父の診療室を手伝うようになったとき、患者さんのカルテを探すのに一苦労しました。
なぜなら、カルテの並び順が「いろはにほへと。。。」だったのです。
今や表計算ソフトやデータベースソフトを使って並び順を変えるとしても「ABC。。。」や「あいうえお。。。」があっても「いろはにほへと。。。」はありません。
新しく入ったスタッフはまず、これを覚えるとか。

平成の一大決心
 平成に入って未だ、「いろはにほへと。。」はないだろう、と。
私の最初の仕事は、この並び順を「あいうえお。。。」順に変えることでした。
何日もかかって、まずは表計算ソフトに全ての患者さんの名前を入力、ソートをかけて「あいうえお。。。」順へ。これはほんの数秒。
その名前順に番号をつけてタックルシールに印刷。新しいクリアファイルにカルテとレントゲンフィルムを挟んで準備完了。
あとは一斉に手作業によるソート。棚の中身をひっくり返して順序良く並べてゆく作業。数週間をかけこの作業を完成させましたが、当院にとっては歴史上、大きな出来事であったと思います。今では本当にあの時、やっておいてよかったとつくづく思います。

磁器とポーセレンの歯

19.06.10

 

昨日、当院となりの三方舎(代表・今井正人)で行われている田崎宏白磁展へ行ってきました。
作家の田崎さんと話すうちに焼き物の器には、粘土を練って作る陶器と、陶石を粉にして水に溶いて作る磁器があることを知りました。

私たちが患者さんに提供するポーセレンの歯、いわゆるセトモノの歯は、陶材の粉を水を付けた筆ですくい金属やジルコニアのフレームに盛り上げていく手法で作られます。なんと、磁器を英語に訳すとポーセレンだったのです。私たちが日ごろ使っているポーセレンは磁器であったことにハッ!としました。

この手法で、千数百度で焼成しガラス化することで光を通す焼き物へとなるのです。セトモノがガラスのように光を通すって歯の先端のエナメル質の自然感を作り出すことに似ています。

田崎さんの白磁器は光を通します。それを上手く使ったランプの笠やコーヒーカップも透明感がところどころに出ています。

手づくりっていいですね。