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5月のとある週末、スタッフ4名と共に横浜で開催された日本歯周病学会に出席してきました。
実り多い2日間となりました。
少しづつの知識の積み重ねを日々の臨床に活かしてゆきたいと思います。
当院駐車場にある踏切警報機、この度リフォームが終わりお目見えしました。
新津鉄道資料館から貸与されているこの警報器は、「鉄道の町にいつ」を楽しんでいただきたいと設置されたものです。
今は真っ最中
春になると学校では、健康診断が行われます。内科、耳鼻科、眼科、そして歯科。これは、法律で決められていて新学期から6月末日までに行うことになっています。ですから、この季節は大忙しなのです。
歯医者さんは、外来診療をお休みして学校検診に向かいます。
100~150
一回の学校検診で一人の先生が100から150名の児童、生徒さんを検診します。
大きな学校ででは、5,6名の先生と、筆記者として衛生士さんも一緒にお手伝いして一斉に検診を行います。
日頃、診療室では一日でも100名を超える患者さんは診れないわけですから、大変さがわかりますね。
校長室で
検診が終わってもすぐに帰るわけではありません。
校長先生、養護教諭の先生、そして歯科医師、歯科衛生士がその日の検診内容について総括する会議が行われます。
その内容は、その学校の歯科保健計画に役立つことになります。
高校を卒業したら
学校歯科検診は、ほとんどの学校では行われません。
自分でかかりつけ歯科医をもって定期検診を受けましょう。
12歳児の平均むし歯本数0.3本
先日、平成30年度の都道府県別12歳児1人平均むし歯本数の発表がありました。新潟県は0.3本、むし歯の少ない県として19年連続日本一を継続しています。
むし歯の少ない子が親世代
初めて日本一になった19年前、当時12歳だった子ども達は、今は31歳。
むし歯が少なかった世代の子ども達が今は親世代ですね。やっぱりむし歯の少ない子ども達になるでしょう。そのうち、むし歯ゼロの世の中になるかもしれませんね。
むし歯は環境から
ここまでむし歯が少ないと、かえっていっぱいむし歯がある子どもに注目があつまります。おやつ、飲み物、歯を磨く習慣、食事時間。もし、むし歯になったら、歯医者さんへすぐに行ける環境かなど、生活環境からむし歯をいっぱい作ってしまっているのではないかと心配になってしまいます。
大正時代からのデータベース
私が大学を卒業して、父の診療室を手伝うようになったとき、患者さんのカルテを探すのに一苦労しました。
なぜなら、カルテの並び順が「いろはにほへと。。。」だったのです。
今や表計算ソフトやデータベースソフトを使って並び順を変えるとしても「ABC。。。」や「あいうえお。。。」があっても「いろはにほへと。。。」はありません。
新しく入ったスタッフはまず、これを覚えるとか。
平成の一大決心
平成に入って未だ、「いろはにほへと。。」はないだろう、と。
私の最初の仕事は、この並び順を「あいうえお。。。」順に変えることでした。
何日もかかって、まずは表計算ソフトに全ての患者さんの名前を入力、ソートをかけて「あいうえお。。。」順へ。これはほんの数秒。
その名前順に番号をつけてタックルシールに印刷。新しいクリアファイルにカルテとレントゲンフィルムを挟んで準備完了。
あとは一斉に手作業によるソート。棚の中身をひっくり返して順序良く並べてゆく作業。数週間をかけこの作業を完成させましたが、当院にとっては歴史上、大きな出来事であったと思います。今では本当にあの時、やっておいてよかったとつくづく思います。