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酸蝕歯(さんしょくし)

19.07.05

 

「酸蝕歯って?」
  むし歯以外の原因の酸によって、溶けてしまった歯を酸蝕歯といいます。いわゆるむし歯は、むし歯菌が砂糖を取り込んで酸を作り、その酸が歯を溶かし穴をあけてしまった状態を言います。

「歯はカルシウムでできています」
 歯は、そもそもカルシウムでできていますから、酸に弱いのです。酸は、カルシウムを溶かします。酸蝕歯は、むし歯とは違いお口の中全体に広がり見つかった時は、重症になっていることが多いです。

「酸っぱい食べ物はすきですか?」
  健康ブームで、酸を過剰に摂ってしまうことがあります。
毎日、酢を飲む、梅干をいっぱい食べる、レモンやミカンなど柑橘類の果物を年中好んで食べる。など、歯にとっては、過酷な状態を作っていませんか。これらは全て歯を溶かしています。
ほどほどに。

「しみる、歯がつるつるする、歯がちっちゃくなった」
 酸蝕歯は、歯の表面全体が解けます。このような症状と食べ物の好みによって酸蝕歯の可能性があります。
 おかしいなと思ったら、受診をお勧めします。